マダラの兜煮

第16回　マダラ　　掲載:2004年11月12日

兜煮

マダラの頭を豪快にそのまま煮付けに。少しグロテスクだが鱈を食べ尽くしたという感じがする。思わず骨までしゃぶり尽くしてしまう美味しさだ。

マダラの兜はブツ切にしてあら煮などにするか、捨ててしまうケースが多いがそのまま甘辛煮にした兜煮は、マダラを食べたという実感が一番する料理だろう。少しグロテスクだが食べてみるとその味にびっくり。とくに目玉やほほ肉、そしてカマの部分などはゼラチン質が多く含まれているのでトロトロの食感が味わえる。大きい鍋が必要だが、無い場合は縦割りにしてから煮付けてもよい。豪快さに欠けるが味は全く同じだ。