マスター:手ごね寿司ですよ。せっかくですからね。
カツオ料理里美:何ですか?手ごね寿司って?
マスター:チラシ寿司とほぼ同じだよ。美味しいから待っててね。
雑賀ママ:わぁ、美味しそう。
藁焼きの様子雑賀(さいか):本当に美味しそうだ。本格的ですね。
甘木:オレも少し頂こうかな。
マスター:たくさん食べてくださいよ。
カツオの造り甘木:うん、旨いね。やっぱり新鮮なカツオは旨い。
マスター:そうですね。鮮度が命の魚ですからね。
里美:マスターの腕も、もちろんあると思いますよ。
皿鉢料理甘木:カツオは難しいからなぁ。
雑賀(さいか):そうなんですか。体型的にそれほど難しい魚でもないのかと。
甘木:とにかくできるだけ身に触れないことが大事なんだ。
カツオの調理風景マスター:身割れしやすいので、扱い方も丁寧にやらないと。頭側を下にして縦に持って、尾の方から中骨に沿って包丁を入れるのがカツオならではの切り方なんです。
甘木:その方法なら、身に手が触れないからね。
雑賀(さいか):さっきの切り方ですね。凄い技術です。それに理にかなっている。料理人の知恵ですね。でも、マスター、これ酢飯じゃないでしょう。
手ごね寿司甘木:良く気が付いたね。雑賀くん。
マスター:ガリをざく切りにして、漬け酢も一緒に加えて酢飯にしたんだよ。
雑賀ママ:さすがマスター。今度、ウチでもやってみるわ。
料理を囲む人々甘木:手ごね寿司も旨いけれど、オレはマゴ茶がいいや。マスター、〆にマゴ茶を頼むよ。ほうじ茶でね。
マスター:あれ、もう〆ですか?
甘木:朝が早かったからね。一本釣りもやって疲れたよ。
酒盗の仕込み里美:お酒好きの甘木さんらしくないですよ。もう少し飲みましょうよ。
雑賀ママ:そうそう、飲もう、飲もう。
甘木:そうかぁ。じゃあ、レモンサワー薄めで。マスター。
ハラスの塩焼きマスター:あれ、マゴ茶できちゃいましたよ。
甘木:相変わらず仕事速いなぁ、マスター。じゃ、やっぱり食べて帰ろうかな。
里美:大丈夫。私が食べます。
カツオ料理の写真甘木:おいっ、オレのマゴ茶。
マスター:はい、甘木さん、レモンサワー薄め。
甘木:やっぱり、レモンサワーは旨いね(笑)。
甘木:そうだ、前に作っていたハラスの塩漬けはもう食べちゃった。
マスター:あれですか。まかないで食べようと思っていたんですがね。
甘木:そのカツオでまた作ればいいじゃない。焼いてよ。
マスター:仕方ないなぁ。今がちょうど食べ時ですよ。
雑賀(さいか):それボクにもください。食べたことない。
甘木:ママに叱られるぞ。塩分の摂り過ぎだからね。
雑賀(さいか):マスターがまかないにするぐらいだから、さぞ美味しいんだろうなぁ。
雑賀ママ:仕方ないなぁ。ちょっとだけよ。
甘木:まるでカトちゃんだな。
マスター:焼けるまでこれを食べていてください。こちらも食べ頃ですから。一晩、旨い焼酎に漬けてから塩漬けにしたのでバッチリの味加減に仕上がっていますよ。
甘木:おっ、酒盗だな。これは旨そうだ。マスター、レモンサワー薄めで。
雑賀(さいか):酒盗って塩辛ですよね。日本酒の方がいいんじゃないですか?
甘木:いいんだよ。もう夏だからさわやかにね。
雑賀(さいか):ふーん。マスター、僕は日本酒ください。
マスター:はいよ。でも雑賀ママが酒盗を食べていいって言うかなぁ?
雑賀ママ:私、大好物なの。ちょっとだけよ。
雑賀(さいか):やっぱり、日本酒にピッタリですね。
マスター:さあ、焼けたぞ。はい、カツオのハラス塩焼きできましたよ。
甘木:おぉ、これは旨そうだ。焼きたての熱々が最高。
マスター:もうすぐ手ごね寿司もできますから、ハラスと一緒に食べてください。